「番号札148番のお客様」 銀行員の女性に呼ばれ、白髪混じりの頭をした初老の男性が振り向く。 男性は手にした通帳を銀行員に手渡し、少し困った様な複雑な表情をした。 「・・・あぁ・・・明日は・・・30年連れ添った妻の誕生日でね。何か、言葉を引き…
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